ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」観に行ってきました

長文＆オタク語りなので苦手な人はスルーしてくださいな。

舞台のネタバレもちょいちょいあるので、未見でこれから行くって人も注意です。

とはいえ、ストーリーの大筋は原作（アニメ含む）と同じなので今更ネタバレもなにもないんだけど…

舞台演出的なネタバレはあります。

オタク寄りですがニワカ者です。

2.5次元ミュージカル初参戦なのでお作法も良くわかってない奴が書いてます。

上記の内容でもOKな方はお進みください

ナルステ、「ライブスペクタクルNARUTO」の再演があるという事で、迷いに迷った挙句、観に行ってきました。

一緒に行く友達もおらず相変わらずのぼっち参戦でしたけど寂しくなんかない（強がり）

西の方には二次元、2.5次元仲間がいるけど距離が二人の邪魔をする…。私が大阪に行けばいいんだけどさ、仕事ありすぎるし不可能。いつかご一緒したいねぇ。その時はよろしく！

この手の舞台は女子率高すぎ…というかもはや女性しか居ないんじゃね？と安易に予想が付いたので、一応、相方氏をお誘いしてみたわけですが「あまりにもアウェーすぎる予感しかないので遠慮しときます」との理由でフラれました。

結果的に一緒に言ってたら完全に浮いてたね。役者ちゃんの保護者かな？誰のお父さんとお母さんかな？みたいな目で見られること間違いない。

噂には聞いてたけどホント若い女の子だらけなんですね。観劇仲間にしろ同人仲間にしろ、ちょっとしたオフ会みたいな感じで、色んな所で「久しぶり～！」みたいな会話が聞こえて来て、すっげー楽しそう。ちらほら同年代の方もいらっしゃいましたが、年齢が上がるほどにぼっち率高め。そりゃそうか。

余談ですがお隣の席のお嬢さんが明らかにイルカスキー（イルカ先生が好きな人）か、いっちーさん（市瀬秀和さん）のファン丸出しだったのでお友達になりたかったです。劇場での出会いもあると聞いてはいたけど、うん、理解した。同族は嗅ぎ分けられます（確信）

こんな感じで観客はほぼほぼ女性なんだけど、あえて言おう、この舞台は老若男女問わず、特に子供に観せたい。ちびっこたぶん大喜びだよ！長いからちと厳しいかもだけど、大人も子供もナルト好きだろう！？な！？

プロジェクションマッピングにマイムにエアリアルにビジュアルポイとか見てて凄く楽しいんだよね。もちろん基本的な殺陣やアクションも、もちろん演技もひっきりなしでやってて、演者さん、特にナルトとサスケへの要求難度が高い演目だなぁ〜！と思いながら見てました。

2.5次元ミュージカルって、単に若くて可愛い男の子たちが出てきてキャッキャやってるだけだと思ってたけど、そうじゃなかった。これは私個人の偏見だったけど未見の人は誰しも思うことだと思う。これも偏見か。（※ナルステは歌わないので正確にはミュージカルではないんだけど便宜上2.5次元ミュージカルと呼んでます）
そこも確かに売りなんだろうけど、ナルステに関しては脇を固めるベテラン俳優勢の演技が全体を引き締めていて、きちんとナルトの世界観が再現されていたのが素晴らしかった。

そこに新しい技術や色んなタイプのアクションを取り入れて新しい舞台の形を作り上げてるところが観客を魅了するのかもしれないですね。とにかく見てる人をナルトの世界に引きずり込んで最大限楽しませたい！という思いが伝わってくるというか。

かくいう私も邪な目的が先立って行ったわけなんですけど、期待以上でびっくり。
ずーっと感心しっぱなしでした。

とにかく楽しい。全力で楽しい。ナルトのキャラクターが生き生きとそこに存在していて、演者さんたちにはただただありがとうと言いたい。

思い切って行ってきてよかったです。

ただ、安定のボッチだったので観劇後にあれこれ話せなかったのが唯一の心残りかな。これはメタルのライブの時もそうなんだけど、ライブも映画もお芝居も一人で行くのは全く問題ないんだけど、帰りが寂しい(笑)

ちょっと余韻に浸りたいよねぇ～。萌え語りしたいよねぇ～。という感じなので、オタク友達が身近にいる人はオフ会がてら一緒に行くと楽しさ倍増ですぞ。

まー、わたしゃ一人でも行きますけど、ええ。

そうそう、一人だと脳内萌え会議を好きなだけ開催することができるので、それはそれで楽しい帰路でもあるんだな。おひとりさまに慣れすぎてしまったかな。それはそれでいいじゃないか。ははは。

以下は自分用の感想メモ。さらにオタク語り入るので注意してください。舞台のネタバレも含みます。

1幕は波の国で白&再不斬（ハク&ザブザ）と7班が戦うお話がメイン。サスケが大蛇丸から呪印を受けるシーンまで。

再不斬と白のお話は原作でもアニメでも何度見ても号泣してしまうやつだから覚悟してったのにやはり泣いてしまった。号泣ですよ。本当にもう、ダメだー。思い出すだけでもウルっとくる。

ナルステは派手なビジュアルとアクションに目が行きがちだけど再不斬役の内田朝陽さんの演技が鬼気迫ってて素晴らしかった…。両腕をやられて口にクナイ咥えての立ち回り、殺陣が凄くよかったです。

で、白との最期のシーンみんな泣いてたよね。会場中で鼻をすする音がしてたので、アレは泣いていいやつです。むしろ泣くなというほうが無理。

これはすげー楽しいー！と思ったのが、一番最初にナルトが多重影分身の術を使うところ、暗転の中にばばばーっと浮かび上がる演出が凄かった！確かに多重影分身だった(笑)アレは現場にいないとわからない面白さ。

波の国での木登り修行んとこもアイディアもので、あのシーンはトランポリンのアクションがよくピックアップされてるけど、カカシが修行を付ける最初の所のシーンでプロジェクションマッピング使った演出が立体的で良かったです。

1幕といえば初っ端からお目当てのイルカ先生出てくるんだけど、例の第1話で700話分の活躍を見せたというアレです。アレが現実世界で見られるとは…感謝しかない…。

イルカ先生マジ天使。イルカ先生まさか現世にいるとは思わなかったよ。市瀬さんイルカ先生を現世に降臨させてくれて本当に有難うございます…わたくしこの人を見に来たといっても過言ではありません。イルカ先生マジ天使だった（しつこい

2幕は全体的にサービス重視という感じ。

お話は原作第一部の終末の谷でナルトとサスケが戦ってサスケが里抜けするところまで。ストーリーがかなり駆け足で進んでくので「あれれ？」ってなるけどキャラクターが次々に出てくるから普通に楽しい。
舞台を降りて客席での演技や演出が多かったので終始サービスタイムという印象（笑）
近くで何人か見れたけど、どの子もキャラクターそのまんまで、メイクと衣装はさることながらキャストはかなり似てる子を選んでんだなぁ…と感心しっぱなしでした。

大蛇丸役は元宙組のスター悠未ひろさん。オーラが違いすぎた…宝塚は何としてでも見なければ…と思った。スターはやっぱスターだったよ。宝塚は別格だなマジで…
自来也役がワハハ本舗の梅垣さんで、なんだろ、演劇にもいろんな種類があるんだなーと感じた。台詞回しとか間の取り方とか、それぞれの違いが出てて興味深かった。梅ちゃんといえばシャンソン歌いながら鼻から豆を飛ばしてるイメージしかなかったけどすごく自来也でした。

カーテンコールは、とにかくサービスが凄い。

全体を通してサービスが凄いけど、噂のカテコのサービスは本当に凄かった。通路席が人気あるのわかった。ハイタッチできんのね！！！

サービスが凄い。

2.5次元はサービスが凄い。これに尽きる。

これがファンサか！！なるほど理解した！！！

わりと後方の席だったけど、最後方まできてくれんのね〜。ワラワラと来てくれるとやっぱ嬉しいものですね。みんな可愛い。そして汗かきまくってるだろうに爽やかな良い匂いがしました…おそらくシーブリーズではないでしょうか…ナルト役の松岡広大君がCMに出ているらしいよ…大量のシーブリーズ製品を紹介している写メツイートがあったよ…おそらくそれではないかな…（色々とキモいからその辺にしとけ）

えーと、気を取り直して…

アクション系の指導をやってる人たちが演者として出てるのも良いですね。
イルカ先生役の市瀬さんは2幕の殺陣をつけてたりファイティングコーディネーターとして演技指導もやってるので完全に先生として参加してる所がいろんな意味で萌えますよね、正にイルカ先生…尊い…

振付け師のやまださんも大蛇丸の化身としてダンスで出演してて存在感凄かったし、エアリアルの正宗さんはイタチ的ポジションでサスケとエアリアルやってる他にも基本はアンサンブルとして出演してるし、そういう部分が全員で作り上げてく演劇の舞台ならではって感じで、オフショット的な部分でも楽しめるお得感がすごい。

色んな方向性にファンが広がってくのが手に取るようにわかるぜ…恐ろしい舞台だわ…

とりあえずナルト好きな人は2.5次元ミュージカルってくくりになっちゃってるから一般の人にはハードル高いかもしれないけど、勇気を振り絞ってみんな一度観に行くといいと思いました。

このあと、中国公演があって、そのあとの公演スケジュールは発表になってないけど、東京凱旋公演があるといいなぁ、もう一回見に行きたい。何度でも見に行きたい。

つか生のお芝居って良いですね。ダイレクトに元気やパワーをもらえるのが好きです。

素晴らしい舞台をありがとうございました！

とりあえず初演のDVDも欲しくなったのであとで買います。今年の再演も円盤になるみたいなんでサクッと予約しとこ…。