スウェーデンのメタルバンドGhostがらみで五大元素を調べた話。
昨日今日とずいぶん長い事ネットに入り浸っています。
というのも、Ghostっていうバンドの各シンボルについてもう少し知りたいなーと思いまして。せっかく調べたんなら自分なりにまとめておこうかな、的な。
興味の無い方、又は専門の方はスルーもしくは生暖かく見守る方向でお願いします。
では、まずはこちらの写真をご覧いただきたく。
[MESSAGE FROM THE CLERGY]We wish to inform you that you should tune into The Late Show with Stephen Colbert THIS EVENING at 11:35p /10:35p CST on CBS for a very special national television performance.
Posted by Ghost on 2015年10月29日
この写真はスウェーデンのメタルバンドGhostがFecebookに投稿したものへのリンクなんですけど、私、このバンドが大好きでですね。
真ん中に写ってる司祭の格好をしたのがヴォーカルのPapa Emeritus Ⅲ(パパ エメリトゥス三世)で、後ろの仮面被ってるのが楽器隊のThe Nameless Ghouls(ネームレスグールズ)です。
このNameless Ghoulsにはそれぞれ個体識別の為のエレメントが割り振られていて、彼らの胸元に縦に並んで付いているのがその5つのエレメントのシンボルです。
この写真だとちょっと見にくいんですが、
上から
- Water(水)→ベース
- Fire(火)→リードギター
- Aether or Quintessence(精・真髄・天界)→リズムギター
- Earth(地)→ドラム
- Air(空気)→キーボード
の5つのエレメントのシンボルが並んでいます。
こっちの写真の方がわかりやすいかな。
Black To The Future TourPhoto by Jon Blacker / Musical Ink
Posted by Ghost on 2015年10月5日
この胸の所に書かれているコレです。
※)わかりにくいのと画像が削除されるとなんのこっちゃわからなくなるので手書きのイラストを追加しました
これらは五大元素というもので、四大元素の水、火、土、空気、に、エーテルを加えたもの。
エーテルってのはアリストテレスが天体を表すエレメントとして導入されたと言われてます。
元々、古代ギリシャの時代に全ての物は四大元素で形成されていると信じられてきました。そしてそれら四つを越える第五の元素、地上界をひっくるめた物としてQuintessence(クインテッセンス)という概念を生み出したらしいんですよね。
ちなみにクインテッセンスの語源は「quinta essentia」第五のエッセンスです。
要するに、四つの元素で構成された自然を越えた物、超自然とか、神の光とかそんな感じなんですかね、第五元素ってのは。その存在を定義づける為に考えられたのがエーテルとかエリクサーとかだったり。
そんでもって、これがのちのキリスト教徒が自然を越える存在である「彼らの神」と哲学やらなんやらの概念をマッチさせて一般に広めて行って今に至る…
とかそんな感じで解釈しているんですが。
そんなわけで、ヨーロッパ圏では五大元素と言えばコレ。
アジア圏になると「五大」の方が馴染みがあるかもしれません。「五大」とか「五行」とか。インドだとアーユルヴェーダとか。
五大だと、地、水、火、風、空でしたけ。ありとあらゆる世界を構成する要素がこの五つとされてます。五大元素、五大、五行とはそれぞれ共通点もありますが、別々に派生したものと考えられています。
別々のアプローチから自然と思想と科学(化学)、この世界を構成している物についての研究結果の行き着いたところに共通点が多いのが興味深いなと思いました。
今はそれらを科学的に証明する段階という感じなんでしょうか。
科学的には否定されても哲学的には残ったり、思想として引き継がれていたり、そこら辺も深い分野です。にわか知識では語れないのでこの辺で話を元に戻します。
Ghostというバンドが使っているエレメントの記号、この記号が何なのか。最初は真ん中の丸に毛が生えてるみたあな記号(クインテッセンス)が全く手がかりがなく、読み方もわからないしいったい何なんだよ!ただそれが知りたくて調べて行ったわけです。そしたら五大元素やらここら辺にたどり着きました。
まー、予想はしてたけど、やっぱり宗教的なアプローチをしないと完全には理解出来ない予感。
そもそもGhostというバンドがサタニズムを謳っているバンドなので、宗教的アプローチは必須なんですけど。
しかし私は生粋の日本人なので、なかなかそこら辺の感覚に疎い。信仰としての本質的な理解はきっと出来ないと思います。
なので、せめて、文学的、歴史的側面から学んでいきたいと思ってます…
彼らもどこまで詳細な設定があるのか、信仰的なコンセプトがあるのかはわからないですけど(笑)
もしかしたら厨二的なアレなのかもしれないし。スウェーデンという国の宗教観がわからないのでそれもおいおい知っていければいいな、とは思いつつ。
で、そこまで調べて、はー、すっきりした!となった訳なんですけど、そこにふとFacebookに上げられた別の写真に写ったシンボルマークがですね、気になって気になって。
それがこれ↓
Posted by The Nameless Ghouls on 2015年11月23日
※)これも先程と同じく写真へのリンクなのでそれが消えると何がなんだかわからなくなるので手書きのイラストを追加しました
こ、これは、、、
なんだろなー、どっかで見たような気もするけど、何かしら意味があるんだろう…
気になって気になって夜も眠れない!!!
というわけで、これも調べました。
でもちょと長くなったのでまた別のエントリで。
続きます。
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