けんちん汁と豚汁の話。と、今日の朝ごはん。
朝食。ごはん、けんちん汁、蓮根のキンピラ、大根の煮物柚味噌風味#breakfast #朝食 #ケルベロスの食卓
instagramから今日の朝ごはん。
たまには和食。
昨日妹の出産祝いを届けに行く前に実家へ寄った際、赤飯とけんちん汁と大根の煮物を持たされたんでした。
なんで赤飯だったかというと、昨日がちょうど「お七夜」だったそうで。我が家もご相伴にあずかったという訳。
お赤飯は昨日の夕飯にいただき、けんちん汁はその残り。鍋ごと渡されたのでまだまだあります^^;
ところで、けんちん汁と豚汁の違いってなんなんですかねー。気になったのでサラッと調べてみました。
けんちん汁がお寺発祥の精進料理というのはなんとなーく知ってましたが、そういえばそれ以上詳しい事は調べたことなかったなぁ。
漢字で書くと「巻繊汁」だそうです。知らなかったー。
元々は中国から伝わった普茶(一般人にもお茶を振舞うこと)に「巻繊」という料理があるそうで。
じゃあ巻繊ってなんなのさ。ってなりますよね…
辞書にはこう書かれてました。
けん‐ちん【▽巻▽繊】
《「ちん(繊)」は唐音》椎茸 (しいたけ) ・ごぼう・にんじんなどをせん切りにして味付けをし、湯葉で巻いて油で揚げたもの。現在は、つぶした豆腐を野菜とともに油で炒め、醤油・酒などで調味したものをいう。元来は禅僧が中国から伝えた普茶 (ふちゃ) 料理
えっ、なんか想像してたのと全然違う食べ物だった。湯葉で巻いて油で上げた物って。美味しそうじゃないの。
同じ材料で汁物にした物がけんちん汁と、そういう事でいいのかな~?
精進料理なので当然肉魚は無し、出汁も昆布や椎茸で取って醤油で味付けした物がおそらくけんちん汁なんでしょうが、実家のけんちん汁と呼ばれていたものは昔から味噌味でした(笑)
集落によって醤油か味噌かの違いはありそうです。
農家なら毎年冬に味噌を仕込んでてもおかしくないですしねー。実際実家も昔から味噌を作ってました、当然のように…今でも母が仕込んでます。
あ、あと鎌倉の建長寺の僧侶が、崩してしまった豆腐と野菜を使って作った汁物として広まり「建長汁」が訛ってけんちん汁になったという説もありました。
そういえば、昔は実家のけんちん汁に豚肉入ってなかったのを思い出した…
いつからか豚汁とのハイブリッドになってました(笑)
美味しければなんでもいいかなー。
豚汁の由来は諸説あるみたいですけど、コレ!というのはちょっと見つけられませんでした。
具だくさんの味噌汁に豚が入ってたら豚汁的な解釈でいいんじゃないかなー
豚肉が一般的によく食べられる様になってからの食べ物だと思うので、明治以降に広まった料理と推測されます。
私が作るのは主に豚汁。しかも豚バラで作るのでかなりこってり系です。
そりゃ太るわな。
美味しいからいいの。冬だし。