ハロウィン考察
ここ数年で爆発的に流行っている印象のハロウィン。
商業作戦やらリア充の祭りやらなんやら言われていますが、そもそもハロウィンとはなんぞや?という思いばかりが募るので自分なりに調べてみました。
といってもニワカがちょろっと拾い集めて来たニワカ知識ですので、ニワカ豆知識として流し読みする程度にとどめて頂きたく。
今回はFacebookやツイッターにぽろぽろと書きなぐった物をこの場にまとめて行こうと思います。
調べて行く過程で様々な知識が上書きされていく様が見て取れ、我ながら興味深い…
アホ発言ばかりでお見苦しいかとは思いますが、お暇な方はお付き合いください。
さりげなくハロウィン肯定派を装うツイートから開始
ハロウィンについてネガティブなイメージを持つ方のツイートやFacebook投稿を読んでモヤモヤしつつ。
ハッピーハロウィーン!!現世とあの世の境界が曖昧になる日ですよ!!死者の魂が人間の身体を奪いに来るのか?!はたまた大切な人の魂と会える日なのか?!デッドオアアライブな1日よ!ウェルカム!!
— ケルコ (@keruberosxx) 2015, 10月 30
デッドオアアライブ言いたかっただけだろ、という所はスルー推奨でお願いします。
続いて、ハロウィンの起源などをニワカなりに調べた結果、一応の結論でニワカ知識を披露(Facebookでの発言なのでここでは埋め込みではなく引用として記しておきます。
10月31日になりました。
あの世とこの世の境目が曖昧になり、死者の魂が現世に現れる日です。
特に今年亡くなった人の魂が人の身体を求めて舞い戻ってくる…という言い伝えもあります。
恐ろしいですか?それとも、大事な人の魂にまた会えると思うと嬉しいですか?
ハロウィンは本来そういう日です。
古代ケルトの時代、11月1日の新年を迎える前日、冥界と現世界の境界が一つになり一年が終わり新しい一年が始まる。
そんな日にお祭騒ぎしなくてどうするのですか!!!というわけで私はハロウィンが好きです。
今日は供物として牛や豚を焼いて食べようと思います。動物を生贄として捧げます。これでも現代的な儀式として大目に見て欲しいです。すみません。美味しく頂きます。仮装は本来、蘇った死者の魂が人間の身体を奪いに来るのを、混乱に乗じて防ぐ意味で行われていると言われています。
せっかく現世に戻ってきたのにあっちもこっちもゾンビかよ!あいつもこいつも死んでんじゃん!戻れねーじゃん!あいつに至っては悪魔かよ?あっちは魔女かよ!?じょーだんじゃねーよ!!
といった具合に死者の魂を混乱させようという人間側の撹乱作戦なのです。…っていう風に考えると、こうしたイベントがとても楽しいものに感じるので、ニワカレベルでも考古学を学ぶと現世の生活が潤いますよ、っていう話でした。
…ブログに書けば良かった!
あとで校正してアップしよ。
校正はおろかそのまま載せるとは思っていないわたくし…哀れなり
さて、ハロウィン当日になりました。
私はテレビをアニメ以外ほとんど見ないので街がどうなっているのかわかりませんが、ツイッターのTLに渋谷の様子を伝えるツイートが増えてきます。ニュースなどでも取り上げられているらしい。
同時にハロウィンに対するネガティブ発言もちらほら…
いかん、ハロウィンをもっと楽しまねば!!とアホな方向に思考が傾くわたし
今日は日が暮れると死霊パラダイスになるので、一晩中松明の火を絶やさず生贄や供物を捧げ暗闇に紛れぬように飲み食いするのがおそらく正しい過ごし方だと思うので、実は渋谷のお祭騒ぎは儀式的には忠実に再現してる気もする。
— ケルコ (@keruberosxx) 2015, 10月 31
死霊悪霊に体を乗っ取られたくなければ大人数で仮装して死霊を混乱させつつ冥界への供物としてご馳走を並べパーティーを開催するのも正解だし、夜な夜な死霊とコンタクトを取ろうと死霊呪術を実行するのも正解だと思うのでそれぞれ好きに過ごせばいいと思います。
— ケルコ (@keruberosxx) 2015, 10月 31
死霊呪術とかそんな高度な技を持ち合わせている人が現代日本に居るわけないというのに…。それにそうやすやすと死霊呪術を行うとかそんな軽々しい事を口にするなどなんて恐ろしい事を言っているのでしょうか。これもハロウィンの空気がなせる業です。
↑これ書いてる今も充分痛いですけどね色々と。
色々調べすぎてちょっと整理がつかなくなってきて言い逃れしたいっぽい雰囲気を醸し出しつつ。ですが、よくわからないけど楽しい事は良い事なんじゃないか、というのも本音だったり。
個人的にはハロウィンの流行り方は好感が持てるのでもっと流行ってもいい気がしています。某宗教が土着の民族文化を凌駕しきれなかった祭りなので諸説が入り混じり何が正統なルーツでどの説が正しいのかわからなくなってるのも良いと思います。
— ケルコ (@keruberosxx) 2015, 10月 31
現代社会で忌み嫌われている「死」や死後の世界「冥界」がこんなに身近に感じられるイベントって他にないじゃないですか。見えないものを具現化する事、旅立ってしまった魂を再び迎えたいという欲求、死者と現世の人間の寂しさ恋しさをこんなに楽しく感じられるイベントが他にあるでしょうか。
— ケルコ (@keruberosxx) 2015, 10月 31
結局いつもと変わらない10月31日を過ごしていました。
おかしいな、本当なら牛を丸ごと一頭焼いて食べる予定だったのに…
黒川伯爵(@kurokawa_t )のハロウィンナイトを堪能しつつ日付が変わり古代ケルトでいう新年に。
ヨー ロッパがそろそろ31日の夕方でアメリカが31日の朝だから起きた頃にはTLがハロウィンで埋め尽くされてそう。ヨーロッパ勢はそろそろ本気出してくる頃 合い。アメリカ勢は今準備に追われてる感じかなー。私のTLではドイツのトリックオアトリートってバンドのポストが最速でした。
— ケルコ (@keruberosxx) 2015, 10月 31
正確にいうとトリックオアトリートのヴォーカリスト、アレッサンドロのポストでした。
ドイツにはハロウィンってバンドとトリックオアトリートって名前のバンドが存在するよ!ハロウィンのバンドロゴはもちろんカボチャだよ!
— ケルコ (@keruberosxx) 2015, 10月 31
どーでもいい情報ですがメタラーとしてはアピールしておきたいポイントを残して今年のハロウィンが終了しました。
明けて11月1日の朝
案の定、渋谷の惨状がTLに。テレビやネットニュースなどでも話題になっている様子。特にゴミ問題に絡めてハロウィンに対するネガティブなツイートが目立ちます。
なんだか色々残念な気持ちになりつつも、やはりハロウィンという催事は好きですし、なんとかリカバーしたい。
かといってただマナーの悪い人たちへの文句を言うだけというのも憚られる…
ハロウィンで騒ぎまくってご地域住民の方に迷惑をかけたりゴミを散らかして帰った輩は悪霊が取り付き良くないことが起きるでしょう。そういう心の隙をついて身体を乗っ取ります。他人の散らかしたごみを片付ける善良なる市民には神のご加護があるでしょう。そういう風にできています。
— ケルコ (@keruberosxx) 2015, 11月 1
不吉な事や良くないことが悪魔や悪霊の仕業だと恐れられていたことを現代人は忘れがちですが、些細な事でも何か嫌な事が起きたとしたら、もしかしたら自分の行いに対する悪い方の対価かもしれませんよ。
— ケルコ (@keruberosxx) 2015, 11月 1
とかいいつつも、古代の人も信仰心の薄れやマナーの悪さ、人と人とのつながりが希薄になっていく事を懸念し、将来の事を不安に思って「このままでは人類は滅亡するのでは…」と心配したらしので、昔も今も何も変わってないんだけど(笑)
— ケルコ (@keruberosxx) 2015, 11月 1
我ながら巧いこと言った感が凄すぎて痛いですが。
ちなみにここで出てくる神というのは特定の神ではなく、神羅万象八百万の神の事ですので念のため。
結局ハロウィンってなんなんだろう?
そこから由来を辿ったり、古代ケルトにルーツがありそうだと感じたらそころ掘り下げるも良し、キリスト教との接点を感じてそこを調べていくのも良し、悪魔信仰なのでは??と疑うもよし、何にせよ「知りたい」というキッカケになるなら何でもいいんじゃないかなぁ、と思う一日でした。
おしまい。